2023年11月26日

NO MUSIC LIFE

音楽のない人生なんてない、

的な言い回しから言うとわたしはそういう生き方をしてきませんでした。
もちろん
夜を徹してすみやの前に並んでサザンのチケット取ったり
ユーミンを聴いては「どうして私の今の状況が分かるんだろう」と涙したり
毎週のように赤坂のデスコに入り浸ったり
そのまま爆音をとどろかせて青山のデニーズで木こり風ハンバーグを食べたり
ユーミンを聴いては「どうして私の今の状況が分かるんだろう」と涙したり
何日も昼夜が逆転した生活の中でカーテンを閉めたままの部屋で廃人のように菓子パンを食べていたり
そんなときにもいつも何かしらの曲は流れていました。
それでも
ドラムの鉄兵先生や今まわりでわたしに少なからずいい刺激をくれるひとたちのように音楽に向き合って本当に横に音楽を置いて生きてきたようなかかわり方を、わたしは音楽としてきませんでした。
カラッカラした言い方をすると、ただのBGMでした。


だがしかし、ドラムを習い始めてわたしは何を聞いてもドラムを抜き出して分解しようとしてみたり(笑)それはそれで楽しいかかわり方をしていました。

ところがもういちどだがしかし、
なにかに躓いてまたしても気分が不安定に(笑)
『(笑)』って、ようやく言えるようになりましたがここのところもう冗談じゃないくらいむっつりしてしまいました。
むっつりってようやく言えるようになりましたが、
ほんとのところ、なにかどす黒いものにとらわれると、指先が冷たくなってくるほどの不安感に苛まれていました。

そうなると、いつもなら
うんまあ何とかなるでしょ、
というだらしなくて楽観的なわたしの長所が、
神経質で臆病なわたしの長所に支配されてしまうわけです。
朝、目が覚めてベッドの中でまどろみながらあれこれ考える内容が、毎回地獄の景色なので、目が覚めたらまどろむことなくすぐ行動を始め、
歩いていて叫びそうになるのが恥ずかしいのでちょっと遠めのところに用事を作って、車で移動するその車中で
「かみさまー!!たすけてええええええ!!」
と、叫ぶ日々。
それがようやくおさまってきたのは現場に職人さんたちが集まり始めたくらいからです。

単純なこと。
たとえば、「わたしがいないとどうにもならない、わたしは必要とされてるんだ」と、気がついたり、
誰かが、顔色の違うわたしを見かねて「おい、だいじょうぶ?」と声をかけてくれたり、
ひとと会って、他愛ないいつもの話をして、アハハと笑ったり。
それを積み重ねていくうちに、その病的な気分はだんだんと抜けていきました。

そしてここが、
わたしの「運」の強さなのですが、その抜けそうなタイミングで超絶にイカしてて楽しいバンドのライブを予定していたり、
いつもの個人コーチングの予定を入れてあったりするわけです(笑)
で、
ライブで弾けて、コーチングでは前々から見たくないし指摘されるのもイヤで逃げ回っていたことを数値化して自分に突き付けむしろ安心したりして、
もう完璧に抜けました(笑)


絶望。 これはわたしの仕事の「経営」のことではなくて「こころ」で起こることの事です。
自分に何度か絶望経験があると、
「きっとまた、いつか立て直せる」
という経験値にもなるのですが、あの時の恐ろしさったらないのでその痛みはそのまま覚えているわけです。
それで、ある一定のラインを越えて下がってしまうと、その恐ろしさだけをわたしのマインドが突き付けてくるわけ(笑)
いやきっとまた気分は上がる
とはもう思えなくて、今度という今度はもうこのままわたしは闇に葬り去られる、と思い込んでしまいそうになります。

光が見えないのも怖い。
真っ暗闇にいるのが怖い。そしてなにより、そこからもがいて出ようとする気力がまったく湧いてこない=絶望感

あーこわかったここんとこ(笑)

知り合いやお友達が息をして、動き回って、FBに投稿してるのすら刺激に感じて見られませんでした。
でも、赤の他人のことなら大丈夫なので、ツイッターで「保守系言論人」の口喧嘩ばかり見ていました(笑)

その中でだれかが
「定年退職して子育ても終わってやることのない年寄りが一日中スマホをみながらああだこうだと他人の主張にいっちょかみしてきてようは暇」
みたいなことをつぶやいていて、
それを読んだとき

ああわたしは、まだ子供を育てている途中で
現場も途中で
経営もしている途中で
ドラムもうまくなる途中でなんなら課題曲も仕上がっていなくて

と、
いろいろ「途中」のことが出てきました。そのときに、「だから死ねないなー」とか「落ち込んでる場合じゃないなー」とかではなくて

ああもう今死んでも無念じゃないな

と思ったの。
人生でこんなに「やることやりたいこと」抱えてんだもの。わたしは豊かだなあ、ありがてえなあと。
で、楽しくなったので生きることにします、みたいな(笑)


ということで
わたしはもう一回、しあわせになるために生きることにします。もう平気。あ、死のうと思っていたわけではないですよ念のため。


おまけ

気分が落ちている時、カーステで流れる音楽のドラムの音じたいもキツくなってきて、でも耳が寂しいので最終的にユーロビートを聴いていました(笑)
わたしがエイスワンダーとか聴いていたら、落ち込んでると思って慰めてネ。




  


Posted by カヨ at 12:11Comments(0)ブログ思う日々