2022年05月26日
くまモンがジュノンボーイになる日
このニュースを見かけたとき、一番最初に思ったのは
「てめえくまモンふざけやがって!!」
ではなくて、
「・・・・・これはいいんだ・・・」「ジュノンボーイコンテストはいいんだ・・・」
ってことでした。
だってこれ、
ハンサムの大会でしょ?『あ、ボクじゃなくて姉が応募したんですぅ―』とか言ってるやつらの中で、この先一番使えそうなこなれたハンサム選ぶ大会でしょ?
ルッキズムポリス出てこないの?
もう、誰か問題視してる?ちゃんと。
取り締まって!早く!ルッキズムポリスさんたち!!!
・・・・・って、なりますよね。最近。。
わたしは自然派です。
無添加せっけんで全身を洗い、無農薬のニンジンを皮も向かないでバリバリ食べながら、
裏山に仕掛けた罠にかかったシカをさばいている、そういう自然派ではありませんが、
あくまでも自然に物事を考えたいと常々思っています。
思っちゃったことは正直に。でもそれが、人を傷つけるようなことなら気がついたら正す、正す、正す、、を繰り返して
言語化できない行間の関係性を感じられる想像力と感受性を身につけたい。
美人がいたら
「わああああすっごいキレイ!!」
そして同時に「ちくしょーほんと不公平だよなああああああ」
と思うし「あーあなんで私の外見ってこんななのよもーやんなる」とも思うし。
ハンサム見たら
「んまーすてき」と思うと同時に「どんなお味かしら?」ってなるわけですよ(笑)
反対に、
「やだちょっと困っちゃう」という外見の人たちを前にしても、いろんな思いが湧くのです。
そして、それぞれの人に、その思いにそくした対応をする(してしまう)のです。
それがあっての、感情の豊かさ。人間の成長。ではないでしょうか(問題提起)
周りもそうですし、美人本人もそうですね。
美人で、こぎれいな身なりしていたら、
「きちんとして」みえて、もしかしたら昇進が早いのかもしれません。
でも、結局バカだったから、そうやって選んできた会社は経営が傾いちゃうのかもしれません。
美人で、こぎれいな身なりをしていたら、
同じくこぎれいな身なりの隣のブスより目立っていじめられ、変な噂をたてられて、会社に居られなくなるのかもしれません。
でもそれは
その美人本人が手探りで歩みながら、コツをつかんでいけばいいことであって、
周りがとやかく言うことではない。
ミスコンを廃止したり
大学のパンフレットに目くじら立てたり
とうの美人やイケメンが、
「いやもう外見で判断されるのには辟易している。やめてもらいたい」
と言ってるならわかりますが、どうせアレでしょ?こういうこと言っているのは自分があんまり女として得をしてこなかったブスのフェミニスごほっごほ。。
ということでわたしは
偏ったフェミニストも嫌いです。
きちんとしたフェミニストは大好きです(笑)
偏ったフェミニストは、むしろ女の敵です。
わたしたちがおとことおんなで長年培ってきた
「別にこんなことひとりでもやれるけど、やってもらったらそのほうが快適だし、ちょっとバカっぽくして男の人にやってもらおう」という需要と
「とにかくモテたいのでやってあげちゃう」という供給(笑)が、彼らのせいで台無しです。
えーそんなことにまで持つ?と言いたくなるようなプライドと、
うんざりするような被害者意識
それと、
その「偏ったフェミニスト」一人一人が持つ自己顕示欲のせいでね。
もう、ズタズタにされちゃうわけ。せっかく、おとことおんなでいいバランス保っていたのにね。。(笑)
さいわい
わたしの周りには男女とも自然派の「良いフェミニスト」ばかりいます。
その人たちは
やっぱり腕っぷしは男のほうが強いからそういう仕事は男がするし
あーだこーだ言わずに料理取り分けるのは女のほうが手馴れてんだから女がやったほうが話が早いし
とても自然派です(笑)
もちろん
その外見であまりにも理不尽なことがあるのなら話は別で、人間の尊厳が失われるようなことにならないような配慮はしなくてはならないのだと思いますが、わたしもそれが、どのようなことに言及すればいいのかまではわからないので案外無責任です(ごめんね)
けれど、
美人とイケメン、そのひとなりの栄光と挫折
そうでもない人の紆余曲折
オトコであることの大変さと誇り
オンナであることの理不尽と快楽 エトセトラエトセトラ
これらの中の、悪いところだけをあげつらって、平らに均そうとしているようなムーブメントはほんとうにね
なんというか
「自然派」に迷惑です(笑)
わたしはこれから先もずっと
段差のあるところでスッと手を差し伸べてくれる人たちとだけ生きていたいですし、
そういう人たちに
「あ、ひとりで歩けるから結構です」とか「女のわたしだって一人で歩けますバカにしてるんですか?」なんて言いません。
そういうことです。
PS
手を差し伸べてくれる、という行為が、「女性として」と「被介護者として」の区別がつかないお年頃になるのももう近い未来なのですが(笑)
そこのところのわたしの理想はパリで見かけたおばあさんたちです。
シワシワでちいさくて、背筋がピンとまっすぐで、赤い口紅をつけて、20代の男性の親切に
「メルシ」
と、オンナの笑顔で返していました。20代の男性もちゃんと(笑)、ハートを撃ち抜かれたポーズを返していました。
ね。素敵。