2020年01月30日

はやりの「匂わせ」「不倫」を狩るモノ

友人と

「たとえ引退した身でも、『あ あの人たぶんオトコいる』と思われるくらいのエロガンスを香らせていたいよね」

という話をしました。
まあ、
「匂わせ」
ですな(笑)流行の。

いやいや。。わたしたちの目指すところは違っていて
その立ち振る舞いだけで
「いるだろう?ババアのくせして いるだろう(芭蕉)」
と、思わせしめる、そんな、
野生のユリのようなね、
咲いてるだけなのに匂ってるやつです。

名前を呼ばれて振り向いただけなのに、
わああああぁあぁっぁあぁああぁぁぁーーー・・・・オトコいるでしょ?
って思われちゃうみたいなやつ(笑)

決して
インスタで縦読みすると『だ・い・す・き・だ・よ』になってるやつとか
どう考えてもデートの相手がとってるとしか思えない写真アップしてるとか
どう読んでも大事な男の人のことで悩んでるみたいな投稿アップしてるとか

あとはまあ
思わせぶりな溜息をつくから「どしたの?」って聞くと(←社交辞令)
「・・・・・ん、ちょっとね」
って答えられて、言わないならはじめっからため息なんてつくんじゃねえそんなもの家でついてこい家で!!
ってなるやつとか。
数年ぶりの再会で近況報告の一番初めが「・・・わたしもさあ、色々あって・・・」っつってそのあと濁すやつとか。

そういう、「匂ってる」んじゃなくて「匂わせてる」やつとはね
違うやつです。ワタシラが目指すのは、匂わせオンナじゃなくて香ってるオンナ(笑)

という夢物語はさておき

みんな、「匂わせ」に反応するする。
引退したわたしですら
「あー、ハイハイ…」
と呆れ気味にイラッと反応したりします(笑)

わたしは
匂わせる側じゃなくて、匂わせに敏感に嫌悪反応して匂わせ狩りをしてる側に興味があります。
なぜ、そういう反応になるのか。

ひとがなぜ「匂わせる」のかというとそれは自己顕示。
大っぴらに言いたいけど言えない、もしくは匂わせる側が「大っぴらに言えないくらい悪いこと・すんごいこと・たまんないこと」と思い込んでいることを
「持ってんだぞワタシ」
という、そういう自己顕示です。
その自己顕示にイラッとするのは
心のどこかで「わたしは持ってない」と思っているから。
もっというと、
「持ってないから持ちたい」
と思ってる。だから、持っている人が羨ましい。でも、羨ましいなんて思ってること自体が癪に障るし恥ずかしいから自分にさえも嘘をつく。
羨ましいなんて思ってない、と、直接的な嘘のつき方ではなくて
「あんな、悪いこと・みっともないことはわたしはやらない」
と、「悪いこと」「みぐるしいこと」にして、
正しいわたしはそれをしない、というふうにすり替えていく。
やりたければやりたいほど、
絶対にやれないことになり
絶対にやれないことを目の前でチラチラやっているヤツラが気になって仕方がない。頭にくる。
もっとやってんじゃないかって調べ上げて血祭りにしたい(笑)

まあ、そんなかんじなのかしら。
わたしはそうだけど(笑)

芸能人の不倫もそうですね。
「絶対に許されることではない」
と、断言してたり(他人が)してますが、
いつも思う。
『誰に』許されたり許されなかったりするんだろう。
対象を言え対象を、って。

世間、とか言うなよ?
そんな曖昧な主語で、簡単に断罪するな、と、思います。
自分の、行き場のないウラヤマシ嫌悪感を、対象にもしてもらえなかった「なにか」になすりつけないでほしい。

じぶんが、なぜそのことにそこまで気持ちを持っていかれるのか。
じぶんのなかに、なにが「ない」と思っているのか。

こういう時、考えてみるのもいいかもな、と思いました。

そういう意味で、ありがとう、東出
ありがとう、えりか(笑)



ちなみにわたしは昼間にちゃんとしたお鮨を食べるとき
「昼間っからこんな贅沢をして許されるだろうか。申し訳ない」
となるのですが、その場合の対象は
「お天道様」です(笑)  


Posted by カヨ at 16:06Comments(0)ブログ思う