2024年01月26日

シン・ゴジラとゴジラ-1 わたしの比較感想のこと

先日のブログでは大変失礼いたしました。
ちょっと重めでしたね。

なので、今回はおなじ「重い」ものとしてゴジラについて(笑)

ネタバレしないように書く配慮をしますが、配慮の深さ広さの個人差もありますので、
まだ見てないけど見る予定のある人は読まないでくださいね。
犯人は「復員兵の男」です(笑)


わたしは今回のゴジラに否定的です。シン・ゴジラがたまらなく好きだからです。
いまでも夜、ひとりでお部屋で過ごしている時
「ああ、退屈だわ。なにかとても、ゾクゾクしちゃうことないかしら」
と思うと、
汚い液をバシャバシャ出しながら前進してくる蒲田くんのシーンと
大きくなって鎌倉の海から上がってきて都心へ向かってくるゴジラのシーンと
アメリカの攻撃にキレて東京をビームで焼いてるシーンを抜粋して観ては
うっとりしています。
そんな感じなので
はじめっから、比較しながら観ていました。

観ていましたがもう途中で、
ストーリーが分からなくなっていいからゴジラんとこだけ見せて・・・
と、ずっと思っていました(笑)

ただ逃げ込んだだけで「戦友」までの友情をはぐくんでいない人たちへの過剰な呵責とか。
「そんなに言う?」ってほど感情をむき出しにしてくる近所のおばさん安藤サクラとか。
研究者っぽい人のあだ名が「ガクシャ」とか。

アンタらには俺の気持ちはわからない!みたいなすね方とか。
心をひらくと不幸に見舞われる、けど、なんか多分きっとハッピーエンドなんだろうな、と、舐めていられる展開とか。

とにかく、「永遠のゼロ」の時みたいに途中で萎えました。
あんまり感情的にキーキーされるのが好きではないからだと思います。わたしが。


むかし、寅さんをみていた時、最後のほうのシーンで、
まあ今回もいろいろバタバタあったけどなんとなく面白おかしくまとまって、
寅さんはそーっとまた旅にでるんだけど、そしたらさくらが
「おにいちゃーーーん」
て、走って追いかけてきて、
「また行っちゃうの?」
って聞いたときに寅さんがちょっと笑いながら「うん」ってうなづいて、
わたしはそれだけで号泣できる人間なのですが(笑)
あんまり目の前で、
説明しているかのように
こういう状況だから俺はつらいんだと。自分をちゃんと責めているんだと。悲しみを秘めているんだと。
見せびらかされるとね、
ああそうですか、、
って、なってしまうんです。

極端なマゾヒストでもない限り、
「いまここでおしっこしろ」
と言われてもそうそう出せないのと同じで
こんなに感動的だぞ?ほら!泣け!泣いていいんだぞ!
と言われても、わたしは泣けません

泣けませんし、そもそもわたしはゴジラを見に来ているのです。

そのゴジラもわたしにとって超絶に怖くなければいけません(笑)
シン・ゴジラのアレは、
ただ上陸して進んできます。ビルを壊す目的で暴れているわけでもなく、ただ、進行方向のものを潰しながら歩いている。
対してマイナスワンのアレは、人を狙ってきます。
顔つきもなんだか表情筋がちゃんとしてるタイプ(笑)
何か目的を持って上陸してくる感じ。
絶対無理だろうけど、なんとなく、もしかしたら、万が一、「話せばわかるタイプかもしれない」
と、思える感じでした笑
なので、わたしの中では絶対的に
シン・ゴジラのアレの方に恐怖を覚えました。

ただ、
マイナスワンを見たあとにシン・ゴジラをみると
ああマイナスワンのCGほんとにすごいなぁと。
あと、ゴジラを退治するその仕方も、
マイナスワンの方が現実的な気がしましたネ(笑)


以上、わたしの感想です。
ちなみに、一緒に行った友人はマイナスワン派でした。
ドラマとして感動したし、ゴジラも圧倒的にリアルだったし、シン・ゴジラは登場人物の誰にも肩入れできなかったし、なりよりヤシオリ作戦より作戦がちゃんとしてた笑
とのことでしたので、絶交してやりました(嘘です)


今回のゴジラ、海外でも高い評価だそうですね。
比べてみるのも面白いかも。

アホのようなスケールのものや、大げさにデフォルメされたバカみたいな映画が好きです。
グレイテストショーマンとか、
ブレットトレインみたいなやつ笑

最近よく、コマーシャルしてる
3月封切りの
「アーガイル」も、みに行こうかと思ってます。


その前に2月後半
「焼津市上新田 分譲モデルハウス」
オープンします。
そちらもぜひ。
詳しくは、追って告知しますね。

本業 建築士カヨコ近藤より