2023年10月10日

浜松やらまいかミュージックフェスティバルと本当のわたし




三連休はがっつり三連休しました。

土日は浜松やらまいかミュージックフェスティバルへ。
プロ・アマ問わずのフェスティバルだそうですが、ファンがたくさんいるようなアマチュアバンドがあったりするのでほんとに見ごたえがあります。
わたしは
あんまり詳しくないので、わたしがファンの、ファンがたくさんいるアマチュアバンドの、そのメンバーの人たちにくっついていって教わりつつ楽しみました(笑)

演奏がほんとにすごくて、なのに面白くて、わあわあ騒げて
そういうバンドって終わったあと、「うまかったね」とか「すごかったね」とか「たのしかったね」とかよりも先に、
「あー気持ちよかった」
って言っちゃいますね。しらんけど。


昼間はまじめ人間に身をやつしてお仕事してたりする
アマチュアの人たちなのにね
自分の出し方、演出の仕方がビッシーと太くて完璧にすべてとマッチしている人がいます。

自分の容姿、それからその声で、この曲をこういうふうに見せる。こういう姿勢でこう動く。
そういうことがすべてブレずにピントがあった状態でわたしたちの五感に届いてくる。だからまったく不安なく、すべてを預けて楽しめる。
なので、気持ちがいい。
のだと思っています。


わたしは
ひとから言われたかよこ評で、ああわたしはそういうふうに見られているんだな、と、今さら気が付くことがたまにあります。

「佳世子さんもそういうことするんだね」
とか
「佳世子さんがこれを選ぶとは思わなかった」
とか
そういうちょっと変化球な評がくると、特に「へーそうなんだ」と気がついたりします。

や、それは決して気分が悪かったとかよかったとかそういうことではなくて、ああそうなんだな、くらいの感じではありますが。

せんだっても、スーパーの見切り品のところで死ぬほど悩んでいたら、昔のサッカーママ友が
「わあああああよかったかよこさんも見切り品買うんだねえええ」
と言われたのですが、その時もああそうなんだな、となんか気が付きましたがそういう感じです(笑)

それでも
時を経て年齢を重ねてトライとエラーを繰り返してここまで掠れてきたわたしでも、
それでもまだ

「人からこうみられたい」「こういう女だと思われたい」

という思いがあります。以前ほどではありませんがまだまだ潤沢にあります。



前述したようなバンドマンの人たちを見ていると、自分でこう生きようと決めたライフスタイルを確実に生きている潔い美しさに目がくらんじゃう。
まぶしくて目が細くなっちゃう。
もちろん、まるっきり外側から見ていますのでそう見えているだけで案外大変なんだと言われちゃうのかもしれませんが、
抱えている悩みですら、それを抱えてうじうじしてることですら、そのかっこよくハマったライフスタイルの一環に見えてしまう。
うじうじしたところを見せまいとちょっと丹田に力を入れてキリっと演奏始めてるんじゃないのかしらと想像するだけでうっとりしちゃうw
だから、
ああすてきだな
わたしもそういうふうに自分を表現して「おおなんかかよこって〇〇な女だな」みたいに思われたいな。
と、たまに思ったりします。

でもそれに二の足をふむのはなぜかというと、

同じようなことをしていてもちょっとおかしい人と、それを陰でくすっと笑っているわたし含めた周囲がいるのも事実だからです(笑)
明らかに大したことないのにどうだどうだと煽りつけてくるような演者さんとかね。
イケてないことに気が付いてないアイドルみたいな女性とかね。
そしてそれを、あああれはもう仕方ないねとそういうものとして扱ってる周囲とかね。

それを俯瞰した時に、あーこわ。と、なるわけです。
というか

なっていたわけです。


でもね、

浜松から帰る電車の中で、なんだかほんとに楽しかったねって話をしていて
そのあとひとしきり
あのひとってさぁああああー
みたいな話もして笑、ひとのプライドとか、ひとへの対し方とかひとからの扱われ方とかそんなわりとまじめな話をして、
みんなと別れてひとり、静岡駅から家まで歩きながらね


ああ言われたとか、こう思われたくないとか、ああしてほしくないとか、もっとこうしてほしいとか、
そういうのって
だってわたしはこうで、こういうプライドがあるから、
みたいなのがきっと根底なんだろうけど、
わたしはじゃあ、
そういうことを思うわたしはじゃあ、
「実際は、こういう女です」
って、ちゃんといえるくらい自分を分かってるのかな?果たしてそういう「実際の自分」てものも、ほんとにあるのかな?

と、
考えていたわけ。まじめじゃな。

結局わたしには、わたしの性格とかは把握できないし、なんなら、容姿ですら、鏡で映る範囲内しか把握できていないのでした。


だとしたら、

すべてがキマってかっこいいひと。
だせえのにかっこいいと思い込んでやらかしてるひと。
そのへんよくわかんないけど嘲笑されるのだけはいやだからなんかきをつけてるひと。

の三人の中で一番便秘がちな生き方してるのは三人目だなとおもったわけ。そうなわけ。



なにが言いたいのかっていうと

わたしは気が付いて、下剤を飲みました(笑)
もうちょっとすると効果が出てくると思います。

なかなかに深くて気持ちのいいフェスティバルでした。やはり深いところを突かれるとあふれ出す何かがありますね。


ありがとう
そしてありがとう。
おかげでお休み明けからガツガツ働けそうです。



  


Posted by カヨ at 12:31Comments(0)思うゆかいな仲間たち日々