2022年04月20日

壁紙選びのコツ、というより、流れの極意について


富士宮の現場





木工事もほぼ終わりまして、いよいよ仕上げに入っていきます。

壁紙を決めていただいて、貼っていきます。


お客様と初めて会って
どんな家でどんな生活をなさりたいのかを伺ったときからもう、
わたしのコーディネートは始まっています。

そう
ご契約前から勝手に、わたしはコーディネートしているのです。
ご迷惑をかけないように、、ほぼ脳内でやりますが(笑)


今の暮らし
変えたくない思い
変えたい思い
お子様の育ち具合と、こう育てたいという方針
好きなインテリアのかんじ。趣味。

いろいろな角度からお話を伺って、
伺いながら、

適した動線がハマっているプランニングと
シンプルなのか、ヴィンテージなのか、
カジュアルなのか、はたまたジャパニーズなのかなどなどの様式
明るめがお好きか、落ち着いた「閉じた」感じがお好きか。。
そうするための壁紙・床材・外壁の色・照明の計画

そんなことを同時に、
決めつけるわけではなく、アウトラインをぼんやりと立ち上げています(脳内で 笑)


ご契約

実施設計、確認申請、着工

その間もずっと、「お施主様」となったそのお客様と、ミリ単位のオーダーのお話と同時に
「ニュアンス」のやり取りをします。
ピンタレストのお好きな写真を送っていただいたり、置きたい家具の画像をいただいたり。

木工事に関係するので、床材やドアの色ははじめに決めていただきます。

そして、木工事が終わりそうになったころ、わたしはいままでのお話で感じた
「好きそう・使えそうな壁紙」
を、片っ端からサンプル取り寄せします。


それを
「かわいいから絶対に使いたいやつ」「生理的にムリなやつ」
などなど把握しておいてくださいねと、お渡しします。宿題です(笑)
この時点では、どの壁にこれを貼る、などは決めないでくださいね、決めてもいいですけど。。くらいの優しさ(笑)

そこまでしていただいて、
いよいよ現地で「色打合せ本番」

なんとなく把握していただいた壁紙を、柄物や無地、濃淡、空間に立った時の遠近、明るさなどを体感していただきながら
ばし
ばし
ばしーーーんと決めていきます(きびしめ 笑)



好きな色も、好きな柄も、ただ、「この壁にそれを貼りたい」というご希望で貼ることはできます。

それだけでも十分、オシャレになります。

でも、住まう方はそこに住んで、その「壁」を見つめているだけではありません(笑)

違う部屋から、その壁紙が貼られた部屋に入ったり、
反対側の壁に寄りかかって部屋全体を感じながらすごしたり。

玄関ドアを開けて、正面の壁をみて、リビングに入ったら、まず正面に見える景色があり、ぐるりと見渡した時に、目の端に映る色があり・・

わあ、すてき!と、ご自分やお友達を驚かせたり、
なんだかしっくり落ち着くやすらぎを、知らず知らずのうちに感じていたり。

「あそこに張ってある壁紙、すっっっってきな壁紙ぃぃ~!!!」
という部屋ではなくて
360度、どこを切り取っても
「なんかいいわ」「なんかいいけどなんで?」
みたいな
「空間」を、つくることが大事なのです。


でも、安心してください
わたしの特技は
「ダメって言わないところ」(笑)

「こういうクロス、変ですよね?」「こういう感じを持ってきたいんですけどダサいですかね」

と、おっしゃるかたもチラリホラリといらっしゃいますが、
「ダメ」「変」「ダサい」ことはないんです。お施主様が好きな色・壁紙・小物が、否定されず使われて、ベストな空間を作るのが
わたしの役割なので、まったく問題ありません。


そんな感じで
今回の現場も、お施主様と一緒に仕上げていきます。
もう、いまからぼきぼき腕を鳴らしています(笑)



藤枝茶町 分譲モデルハウスのようす








完成しましたら、ご予約制でご案内会を予定しています。
日程が決まりましたら、告知いたします。
ちょっと気になる方( *´艸`) お問い合わせは随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ!



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先日のカーテンコーディネートの様子
ご希望に応じてウインドウトリートメントのご相談も承ります