2018年08月31日

夏のおわりの佐野元春 そして大江健三郎

夏のおわり

わたしにとって
なんとなく、情緒的に一番豊かな季節な気がします。
きっと夏が好きだからかもしれません。
初夏に不必要なまでにアイドリングをはじめ(笑)、
盛夏はハダカ同然の心とカラダで
カンカンに照らされたり
エアコンでキンキンに冷やされたり
沢山の「おもい」を巡らせるから
晩夏にそれが、指の間からサラサラと溢れる感覚にたまらなくなるのです。
その感覚自体も
ほんとに愛すべきわたしのなかの豊かさです。

サザンの「真夏の果実」がラジオから流れてきて、
真夏、って言うのにこの歌は今聴くやつだなー
と、しんみりしたりしています。


昨夜はラジオで
佐野元春の「Heart beat」が流れてきて泣きそうに(笑)
高校の頃、わたしは彼に夢中でした。
静岡でライブがあれば必ず行きました。
はじめの頃は文化会館の中ホールも埋まらなかった彼はいつしか大ホールも取りづらいヒーローになり、
岡村ちゃんが現れるまで
「かよこが抱かれたい男ナンバーワン」
だったのです(笑)



なぜわたしが当時そう騒がれていなかった佐野元春に目を止めたか。

うろ覚えそして唐突ですが、
当時わたしは現代国語の授業で知った大江健三郎に夢中でした(笑)
教科書に載っていた文章が本当に好みで、
そのあと彼の本を読み漁っていました。
(初期の頃のグロめのやつです)
それと同時に恋に恋する乙女としては大瀧詠一を欠かさなかったわけです。
そんなわたし、教室で
音楽雑誌の
ナイアガラトライアングルの記事を読んでいたのだと思います。
そしたら
そしたら
心ない友人(笑)が
当時なんだか「弟子」的なコモノイメージで大瀧詠一の写真の端っこに見切れてるくらいの印象だった佐野元春を指差して


「大江健三郎?」







って言ったのです(笑)
「!ちょっ!!なんてこと言うのわたしの大江センセ…ってやだこまるマジ似てる」
と、クラスメイト大爆笑。
そのあと気になって
ナイアガラトライアングルというより佐野元春を単独で聴いてみたらそれはもう衝撃で。

このひと何言ってんの?
アメリカ人?

みたいな感じです(笑)

英文和訳のような歌詞
ニューミュージック(笑)で育ってしまったわたしには多少耳障りでなのに体が動いてしまうメロディ

もう、そのあと夢中で聴きました。
聴いたことのない、
見たことのない世界がそこにはありました。

Heartbeatは
最たるもので
まるで
アメリカのティーンエイジャーの映画。
それを
歌うように話す
話すように歌ってる。
そんな曲です。

当時も大好きでしたが
昨日不意に流れてきて
もう、歌の中の年代から大きく外れた今の方が
渦中で一緒にもがいてた頃よりも切なさマシマシ(笑)でございました。

ふと、

あ、なんかわたしいつも得してる❤️
とニヤニヤ。

50代、夏のおわり、
が、こんなに素敵な気持ちになれるなんて。
できることならボランティアで世界の人に
「夏の終わりの50代のきぶん」
を、配って回りたいくらいです。もしくは商品化して売りたい(笑)

なんだか
久しぶりに

佐野元春のアルバム聴きたくなりました。
あと、大江健三郎もね(笑)
「アトミックエイジの守護神」とか読み直そうかな、なんて。





Can you hear my heartbeat?

やっぱ似てる(笑)