2015年04月30日
ブサイク地蔵は電気サッカー選手の夢を見るか

5年生になって「静岡県トレ」の選出がありました。
静岡中部で県トレメンバーに選ばれたのはひとり。
チカは選ばれませんでした。
チカは、5年になった時のめやすがそこだったので、
それなりにショックだったようです。
わたしは、結果を夫から聞いたとき、
「チカは静岡県で作るチームには向いてない子、ってことでしょう?
そんなの気になんないわよ。
要は、A代表とかバルサに向いてる子だったらいいんだから」
と、間髪入れず口から出る自分の才能に驚きましたが
まあ、ほんとにそう思ってるから出るわけ。やな親でしょう?(笑)
小学1年生から始めたサッカー
始めた瞬間から、他のご父兄から「幼稚園とかからやってたの?」
と聞かれていた。
チームではとりあえずチカを出す、
という位置、上の学年の人数が少ないこともあり、
低学年からずっとひとつ上の学年の助っ人に呼ばれ、
そのうち助っ人じゃなくて主力に。
4年になったら静岡中部のトレセンメンバーに選ばれ、
エスパルスのスクールではアカデミー[選抜]に所属して、
フットサルも通常のクラスじゃなくて選抜。
そんな彼、いとこ軍団がほぼ「県トレ」まで選ばれて、
その後Jの下部組織や高校サッカー、大学サッカーに行ってるから、
自分も当然そこを目指して頑張っていた。
彼にとってたぶん、初めての経験かも知れない
「選ばれなかったこと」 が。
もちろん、私も夫も初めて。
夫は相当ショックだった(らしい)
でも、今朝、夫が
「チカのスパイク見た?」
って。
ううん、なんで?
「中敷きに自分で書いてあるんだよ。みてみ。
俺が、おんなじことやってたら、また選ばれない。
成長しないから。
嫌なら変えろ。
やってなかったと思ってることやれ、
って言ったから。
子どもの方が、切り替えが早いね。
もう、気持ち切り替えて今やることしか見てない。
今日の試合のこととか(笑)」
玄関先に干してあったスパイクに、
「試合 練習 歩くな 走れ」
って、汚い字で書いてあった。左右とも。
なんか、チカなりに思ったんだろう。
それで、成長するほうを選んだんだろう。
いままでずっと「選ばれて」きた
選ばれた人は、選ばれたところでやるべきことを一生懸命やればいい。
チカも、ずっとそうしてきた。
でも、「選ばれなかった」人は、
そこでふてくされるのか。
ふてくされて、やめるのか、もっとがんばるのか。
ふてくされずにちゃんと考えて、でもやめる選択をするのか、もっとがんばるのか。
わたしも今回のこの件で、
なんだかすごい発見をした。
選ばれなかったことって、その小さなコトガラでの結果なだけで、
そこから彼が何を選ぶか、選ばないか、そしてその先の道を進んでいくか、
それが一番大事なんだってこと。
たぶん、超一流のアスリートたちはそうやってきて、
今の場所にたっているんだっていうこと。
それを考えたら、
たとえばまだ小学生のこのくらいのスケールで、
それを経験して彼にとって良かったのかもしれない。
わたしはチカが可愛いだけのバカ親なので、
「ええっ!落選?どういうこと?言ってる意味がわかんないんだけど?
うちのチカが選ばれないってやめてくれない?
彼が悲しんだり苦しんだりする顔見るのやなんですけど。
責任とってよね」
って感じだったんですが(嘘ですよ。笑)
結果、「選ばれなかった」ことで彼が何を選んだかというと、
前を向いて、
今やるべき試合や練習に取り組むこと。
それも、出来てなかったと思うことを意識して。「やる」と決意して。
チカの中のサッカーの位置づけが、
「〇〇君とおんなじ体操教室にするか、サッカーにするか、まようんだよね~」
というレベルではない、
ということを、わたしも夫も知っている。
だったら、わたしたち親が「そのつもり」でいないと。
チカが、
「もう僕サッカー辞める。それで、ジャニーズJr.にはいるよ」
って言い出すまでは。
「そのつもり」ってそりゃもちろん、
ネイマールが「ブラジルの至宝」といわれ、リーガエスパニョーラに行ったように、
チカが「ニッポンの孫」っていわれて、ブンデスリーガにいくつもり、
ってことですよ。

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