2024年10月05日
執着
本当に最近仕事や家族の話題のないブログになってしまっているのですが
仕事も家族も元気です(雑)
とても楽しい時間を過ごしていたり
だれかさんととてもいい関係性を築けていたり
そのときにふと
ああ、これがずっと続いたらいいのに
と、思ったりしませんか?
わたしはフツーに、そう思っていました。
ああたのしい。あーきもちいい。ずっとずっとこうならいいのに。
って。
それで、数年前に観た映画の中で主人公の女の子が
ずうっとこうしていたい、って思ったときから終わりが始まっている。
みたいな意味のことを言っていて、わたしにはその意味が分かりませんでした。
いやふつう、思うよな、くらいに思っていました。
ちなみにその映画は「チワワちゃん」という映画で、あまったれたワカモノたちがハチャメチャなことをやる映画で
未だに深いのか浅いのかわからない物語ですがなぜかしら夜の繁華街やちらりと映る街並みが「静岡」なんです。
夜のドンキの交差点のあたりが、大きすぎず、のどかでもなく、カッコよくしようとしてるダサさがにじみ出た地方都市の
薄っぺらい怪しさ満載でとてもよかったのでわたしは好きです。
恋人にしても、うんと親しくなった友人にしても、
ずっとこうしていたいな。
ずっとこんなふうに過ごしていたい。
このひとと、ずっと一緒にいたい。
こういう関係性を、ずっと続けていきたい。
もちろんそう思うなかに含まれる意味合いは「右肩上がり」です。
ずっとこうしていたい、の、なかには、なにかあっても関係性は崩れずもしくはより深くなっていく、という希望が含まれています。
ずっとこうしていたい
の中身は実は、「現状維持」ではないのです。ちょっと右肩上がりで「現状維持」が保てる。
本当に現状を変えずにただ維持しているとそれは、体感的にはさがっている感じになるのだと思います。
このひとと
ずっとこんな関係性でいられたらいいのにな
と思った瞬間、その二人で楽しく過ごしていたその瞬間から、
努力しないと下がっていく関係性が始まる。
保つための『執着』が始まってしまう。
この関係性も
このひとも
失いたくない
よりよくしていきたい
ずっと続けていられる楽しいだけだった関係からふと我に返って、ずっとこうしていられたらいいのに、と思った瞬間に楽しいからずっと続けていけるように努力する関係へと視点が180度変わってしまう。
最近ようやく、その何年も前に観た映画の主人公の、チワワちゃんというあだ名しかない、かわいくてヤリマンの女の子が言っていた言葉が
理解できるようになりました。
わたしは
いろいろなモノに執着してしまう。
人とは比べられないから、わたしの執着の度合いはわかりませんが、わたしのなかではかなりつらい部分です。
執着心があるからこそ成長できた部分もたくさんあります。
でも、
過去の時間や、人に対しての執着心は「今」を楽しむのにとても邪魔なんだな、ということに、
本当に今さらながら気が付きました。こんなのとっくに乗り越えて楽しんでる人がたくさんいると思いますがわたしは気がつけなんだよ笑
まあね
気が付いたって、気がついただけで結局じめじめした気持ちは持ち続けるのかもしれないけど
自覚ができるようになっただけ進歩したじゃあないか。
かよこえらいじゃあないか。
とまあ、
きょうはそういうことを最近気が付きましたよーそれだけおぼえてかえってくださいねー
という、ご報告でした。
ハイ。仕事に戻ります笑