カラフルスタイルで行こう！

友人から急な

「明日半休取れたから　牡蠣ラーメン食べに行きたい」

というラインが入りいつもの三人で行くことに。




この季節の風物詩・牡蠣ラーメン(笑)
おいしかったです。



そのあと、場所を変えてお茶しに。


友人の上司が会社をやめるという話になりました。３０代半ば。
わたしはその上司を知っているのですが、
ほんとうに全方位で気を遣い、時間外でも後々会社のためになることなら自ら動き、
実際年々業績を伸ばしている人です。
え～なんだかもったいないね、
と、理由を聞くと
「もう、やりがいだけでやっていけなくなった」と言っていた、
と。


わたしは今、自分で仕事をしています。
雇う、雇われる、の関係性から言ったらその上司とは立場が違いますし、雇ってもいないので本当にその辺の難しさは分かりません。
分かりませんが、
わたしも独立する前は家族経営の工務店に雇われていたのでその時の気持ちは分かります。

仕事を覚えてきてやれることが増えると任されることもどんどん増えていきます。
仕事が好きで、自分の世界を持ってそれに打ち込めるので
ああだこうだと考えて工夫して、いろいろなことをさせてもらいました。

でもそのうちに
利益が出た物件に対しても「会社的にはきびしいから分かってね」みたいな感じで歩合が出なかったり
ふと気が付くと、入社してから減給こそあれ一度も賞与も昇給もないまま
難しい案件も「担当者は君だから」と矢面に立たされ、
「経営者のかたは？」と言われる場面で奥歯をかみしめるようなことが出始めました。

あんなに楽しかった仕事が
どんどん色あせていく。
何が嫌って、
自分が被ってると思う「損」の数を、自分で数え始めてしまってる。
わたしにかけられる負荷が、いままでは「やりがい」以外の何物でもなかったのに、
ただの「重労働」になり
わたしの前に立ちふさがる「問題」は
超えればまた新しい世界が見える「希望の壁」だったのに、
いつのまにか、「なすりつけたくてもなすりつける人がいないめんどくさい事件」なだけになりました。

つまらねえ人間だなああんたも。

と、言われるかもしれませんが(笑)
先が見えないつらさに負けちゃった(笑)

好きな仕事とはいえ日々同じことを、昇給もボーナスもなく基本給だけでこなしていく。
わたしにとって家族経営でアットホームな会社はいつしか
年末のボーナスがないのを「お手製のお汁粉」で補おうとしてる都合のいい会社になっていきました(笑)


自分が経営者になって
ようやく、「人を雇ってお給料を払って働いてもらう」ことの大変さが分かってきたので
前職のそんなことあんなことももういい思い出です。
ただもちろん、
成長してないわたしとしては、また同じ会社で同じ境遇になったらきっと、同じ心理状態になると思います(笑)


オトナもね、
評価がほしいの。
ああ、キミ仕事できるね。ありがとう。
というね。
でも、悲しいかな、しかし、当然ながら、
その評価の形は
大変よくできましたというスタンプでもなければ
お汁粉でもないのです。

お金なの(笑)
もちろん、
その結論に行きつく前に
経営者の方針、雇われている側の発想の転換があれば、
「オトナの評価の表し方はお金です！」
というのが正解とは限らない。

きっと友達の上司も、
さんざん気持ちを行きつ戻りつさせたんだと思います。
だって、（ものすごく外側から見ていて、ですが）とてもバリバリと働いていたもの。
あ、こういう業界が本当に好きなんだなあ、と、思っていました。
思っていましたし、きっとまた同じような業界で働くのだろうなと思っています。


そしてきっと、かなりなやり手になるのだろうな。そうあってほしいな。



そんな話で盛り上がり、
なぜかその友人に誘われて、
わたしともうひとりの友人もお別れ会にいく流れになりました(笑)

人類皆知り合い