2020年06月19日
わたしの仕事は小さいおじさんしだい だからしなやかにね
うちの事務所の上階が美容院なのですが、
1か月に2名ほどウチに間違えて入ってくるひと達がいます。
どう考えてもどう見ても美容院ではないウチの雰囲気に
「ええと、ここは・・・」
と。
「きっとお二階ですよー」
と言うと、あすみません、と去っていきます。
そのなかの、10人に一人くらいは
おもいっきり自動ドアを開けてだまって半歩中に入ってきて、
わたしが「ん?」と言う顔をすると
ものすごくブッサイクなふてくされた顔をして「ああ」と言って出ていきます。
コンマ1秒で「間違ったみたいだけど悪い?だってわかりづれえしわたし悪くないし」みたいな思考回路になった時って
人はすごい顔になっています。
気をつけろ!!(長井秀和)
ということで
先日、案外お付き合いの長い女性不動産バリバリ女史に呼び出されて(笑)会議
いま、
ものすごく近隣と仲の悪かった方の家を売る、というミッションを与えられているそうです(笑)
今は賃貸でその店子さんが出るのでこれを機に売りたいオーナー様
でも、
そこに住んでいるときにお隣さんとかなり揉めたみたいで、
「売るんでも何でも、ウチの土地には一ミリも入らせないんだから!」
と、お隣さんに啖呵をきられているのですが、
敷地をみっちり使って建てている古屋なのにこれでは外壁の塗り直しもできない。。。
わたしもその近隣さんを知っているのですが
きっと、足場を組まずに屋上からSWATみたいにロープ使って塗装屋さんが塗ってたとしても、
あの近隣さんだったら、境界線から塗装屋さんのケツがでてる、空中も越境は許さない、とか言いそう。
そう言うと、もう行き詰まり過ぎておかしくなっている(笑)不動産バリバリ女史は
「じゃあ、10センチくらいの小さいおじさん100人くらいで塗るしかないよね・・・」
と。
わたし「100人いたって持ってる刷毛が小さいんだから、30年くらいかかっちゃうよきっと」
女史「途中で何人か死んじゃうんだろうね・・・」
わたし「小さいおじさん、おとなりに落ちたらまたクレームだよね」
女史「虫みたいにお隣さんに踏まれてきっとたくさん死んじゃうよね小さいおじさん・・・」
わたし「100人雇っても1年で75人くらいになるだろうね」
みたいな話になってしまって笑っちゃって
いっこうに具体案が出て来ない。
きっともう、「なるようにしかならない」兆しがあるのでわたしたちもまじめになれないんだと思います。
宙ぶらりんが嫌いなカノジョ、6月末までに自らの係わり方を決める、ということになりました。
そんなこんなでわたしも、彼女の決心によってお仕事の締め切りが変わることになりました。
「仕事」
って、基本はわたし自身の「キモチ」「時間」「チカラ」その他もろもろを駆使してすることです。
でも、仕事自体の持つ特性とか関わる全てのひとが組み合わさってできているもの。
締切が早くなっても遅くなってもうんにゃとうなづいて受けてたてるようなしなやかさは持っていたい、と、いつも思っています。
や、でも「明日までに図面2枚描いて」って言われてたらきっぱり断るけどな!(笑)
6月末までに、バリバリ女史が身長10センチくらいの小さいおじさんの就活ネットワーク構築ができれば、
わたしの仕事もスタートです(笑)