2018年03月28日

芸術家の指先を持たないオンナ

意外と頭の中に「絵」を描いているタイプです(笑)

他人の脳内と比較できないので
どのくらいその傾向が強いとか弱いとかはわかりませんが、
景色もヒトの顔も
「こんな風に描けるなあ(みえるなあ)」
というのを、捉えて脳内に置いてあるイメージです。

なのに

それを取り出して
白い紙やメモの切れ端やカンバスに表そうとすると
「イーーーーーーーーーーっ」
となるくらい描けない(笑)

蝶を見かけて、
それをあんな風に描いたら素敵だろうなと思って、
事務所に戻って白い紙を目の前に出すともうだめ。
わたしの頭の中のあのステキが、
それを外に向けてあらわす「なにか」にまったく繋がっていないんです。

テレビで
一般の人とちょっと脳の構造が違う人の話で
何分か景色を見てそれをそっくりそのまま鉛筆で描いていく、
みたいなのがありました。
以前わたしが見たのは、自閉症の外国人でしたが
浅草の風景をみてその場で描いた彼の絵には、
「そこにあったマーク」として日本語の看板がそっくりそのまま描かれ、車もそこにあった日本車が描かれていました。

彼の目と脳と指先は、完璧に一致している、繋がっている、そんな感じでした。


ただ、それが曲者でちょっと違うのは
わたしの場合はそこに「エゴ」が絡んでくる、ということ。

「無心に風景を見て、それを紙に描きだしていく。」
のではなくて
わたしの場合は
見たものに何かを感じて、その何かを際立たせ、
こういうふうに、わたしは感じたんだと、わたしは表現したいのだと、
そういうものを脳内でもっこもこに育てていき、
2Dの世界にはきだす、(あわよくば、人々に感心してもらえるくらいのレベルで)
そういう感じなのです。ね、エゴだらけ(笑)


だがしかし

思うのですが、それが、創作というものではなかろうかと。
文を書くひと
曲を作るひと
絵を描くひと
わたしみたいにぐちゃぐちゃ思っていなくて
自然と湧き上がってるとしても。

いいものを量産できる人は、自分のエゴがはっきりしていて、きちんと繋がってるひとなんじゃないのかと。

そう思うのです。

そうなったらきっと、楽しいだろうなあと思います。
自分の「すてき」を、思うがままに表現できて。

わたしは
もちろん「完璧なる創作の世界」には在籍(笑)していませんが、
こう見えて案外、作る仕事なのでね。
まあ、
どのくらい作る仕事かっていうと、
「作るお菓子」
がスケールアップしたくらいの感じですけど。
作曲や絵や文章のように、まったくのゼロからではなく
材料とか型がきまってるから。
ねるねるねるねが何万倍も大きくなったかんじ?(笑)



なぜ
急にこんなことを思ったのかというと

最近立て続けにお客様と打合せをしておりまして
わたしの平面図や、「こうなってたらいかがですか」というアイデアを
説明するシーンがかなりあったのです。

その時にいつも、
わたしはなんとなくのスケッチをしてイメージを掴んでいただくのですが、
それがね、
まあもう、「イイイイイーーーーーーーーーーっ」となってしまって(笑)
(あ、お客様の前では取り乱していませんが笑)


ただ、シナプスが繋がればいいという問題ではなくて、
そのわたしの味付けまでも、きちんと再現する、そんな指先がほしいと
つくづく思いました。





  


Posted by カヨ at 19:00Comments(0)オシゴト思う