2018年03月09日
まちがいなく言えるのは、家は楽しく作るだけのモノということです
かつてのママ友から電話がありました。
あまりに久しぶりだったのでどきどきしましたが(笑)
家づくりの話でした
得意分野でよかった(笑)
基本、
「お金にならない相談は受けない」
と
以前ブログに書きなぐったのですが
もちろん今回もそのスタンスです(笑)
ただ、
話は
ママ友ではなくて
ママ友の会社の同僚の方の「家づくり」の話。
大手メーカー条件付きの土地を買い、
建てるのだけど、設計段階になって
そこの会社の人に
「こうしたいとかがあればそうするのでいってください」
と言われ困っていると。
日当たりだって良きゃいいってもんでもないだろうし、
そういうメリットデメリットも含めて
なんかわからなくなってしまって、
と。
家のことを考えるのがブルーになるくらい、メイズに迷い込んでしまってるらしいのです。
見かねたママ友が、
「知ってる女建築士に聞いてみる!」
と、
わたしのところに電話をしてきたのでした。
そういうお客様を今まで何人も見てきました。
業者さんに
「なんでも好きなもの(かっこいいって思ってるものとか好きなメーカーさんとか色とか柄とか)言ってね。そうするから」
と言われて
途方にくれている方々。
もしくは、
途方に暮れすぎて、怒りすら覚え始めている方々(笑)
そうです
「その好きなもんがうまく言い表せないからプロに頼んどるんじゃボケ」
なのです(そんな品のないひとはわたしのお客様にはいませんが)
ああかわいそう
と、
思いました。
かわいそう、なんて失礼な物言いですけど、正直そう思ってしまったんだから仕方がないです。
好きなもの言ってください!
と
誠実そうな顔してニコニコ待たれても
焦りしか出てこない、そんな方が案外多いはず。
好きなもの言ってください!
「しいて言えば三代目Jソウルブラザーズです」
というわけにもいかないからお客様も必死です。
で、
基本ちゃんと語り合ってないから信頼感もあるわけもなく
内心
「日当たりの良い家が欲しいけど、ただそんなこと言って、この人に、がんっがんに陽が入って、入りすぎるから家の中のすべてのものが干からびて退色していくような家にされちゃったらどうしよう!!」
とか(笑)用心のためのマイナス思考に陥ってしまうのです。
ご自分の全ての、家に対する夢を
ご自分のマイナス思考で潰していく。
こんな辛い作業を
お客様がしなくてはならないって
わたしはね
かわいそう
以外の言葉が見当たらない
綺麗事じゃなくてね
家を作ることって
辛いことなんて1ミリもないはずなのです。
そりゃ
寝ないで図面をこねくり回して、次の日5時に子供のお弁当作らにゃならないのは辛いけど、
そういう辛さじゃなくてね。
家づくりそのものがブルーになるって
ほんとにほんとにほんとーに
あってはならないことだと、わたしは思っています。
わたしは
ただひたすら家のことを考えて建てるのが好きです。
正直そこに
お客様が介在しなくても良いくらい好きです(笑)
が、
だがしかし
お客様がこの先30年くらい
何千万のローンを払いながら
「思ってた家と違うな」
「ここがこうなってればよかったのに」
「計画の時、ああ言っておけばよかったな」
などと思いながら
わたしの作った家に住むなんて
まっぴらこめんです
悲しいかな
家族の成長とともに
生活が変わり
作った当初の間取りでは不便になることもあります。
それはもう、致し方ないこと。
でもそれすら、最小限の不便さで止めておけるような家を
わたしは考えたい。
そう思いながら
お客様と会話を重ねます。
今の生活の不満なところ
こうなりたいと思う自分
家族に対する思い
性格的に
かくしたいもの、みせたいもの。
一生懸命やりたいこと、はしょりたいこと。
お友達との関係性、
親御さんとの関係性。
そんなことから
お風呂はご飯の前にはいる派?寝る前に入る派?
洗濯は、夜派?朝派?
卵焼きは甘い派?
まで(笑)
なんでもありなの(笑)
そうして、
土地を見て
プランをして
照明を当てたい場所
ホールに立った時にちらりと見える壁
キッチンから見える景色、
振り返ったら目に入るもの。
そんなものを想定しながら、
床の色
ドアの色
それだけでなく
ドア枠や巾木の色までを、
チョイスしていくのです。
もちろん、
ただそれがしたいから(笑)
ここまでやるには
きちんとお客様と無駄話(笑)をしないと決められないのです。
わたしは結局
ママ友の同僚の方には何もできません。
中途半端になるので。
ただ、
ママ友に伝えたのは
とにかくもう、
そこで建てると決めたのならば
引き返すつもりもないのならば
腹を決めて、
とことん設計さんに話をしたらいいと思う、
ということです。
「だから、言うとおりにやりますから言ってください」
と言われたら
それが分からないんです、
と言ってしまえばいいと思います
なんなら、
「言うとおりにやる、ばっかり言うからチョー不信感~」
って伝えたらいい、って(笑)
そこから先は
プロがプロとしてお金もらっているという自負のある人達ならば
考えてくれるのだと
わたし信じてる
ほんとうに
何にもアドバイスをしませんでしたが
数か月先に、大満足でお引っ越しされることを、
祈ってます。
