2011年04月12日
「和が得意」って恥ずかしいかも
名古屋ショールームがリニューアルオープン。
プレにお呼ばれしたので行って参りました。
建物の外壁。
型を抜き廃材になったステンレスを貼り合わせてあります。
それとエントランスのデッキ材、ウインドウからのぞける真っ黒な室内(笑)のバランスがとてもいい。
2階が主にBAY、3階はINOが入ってました。
相変わらず調子づいてるデザイン。立てに取っ手がついてる~(笑)
工場みたいなフード。
エレベーターの壁一面と床がSICIS!
みたいなね。
メインはインテリアデザイナー「橋本夕紀夫」先生のトークライブ。
ペニンシュラ・トーキョーやった方です。
ペニンシュラは世界各地で、「その国ならではの良さ」と「ペニンシュラの風格」を融合させたホテルづくりをしているのだそうです。
もちろん日本だと、ペニンシュラと「和」の融合になるのでしょう。
橋本先生いわく、
日本の素材は癖が強い。どんな場所にも和紙とか格子とかを置けば、
その空間はたちまち和になってしまう。
と。
だから、センスがない人でもサルまねして、
古木とか格子戸とか和紙調のものと塗り壁組み合わせれば、
なんとかなるから「得意分野」にする人が多いって(笑)
深く頷く私。
「和風」って、楽なんです。素材がキツイから、あーだこーだやればすぐ、
「おおぉー」
と、びっくりしてもらえる部屋が出来上がる。
でも、以前お茶の先生のお宅をやらせていただいたことがあったのですが、
その時、私がゴテゴテとやりたいと思ったことをその方にことごとく、やんわりと拒否されて(笑)。
そのかわり求められたシンプルで控えめな空間で、
立って入った時、座ってからその目線で床の間を眺めた時のその「景色」の話、
宴の時間ごとに変えるしつらえに合うようシンプルに遊ばせておく世界の話を伺って、
「和室」の奥深さを痛感したのでした。
「和調」とか、「アジアンテイスト」とかって、本当に楽で、安直に仕上げられる。ウケもいいし。
それでも私は「和」の中のいろいろなものに、昔からの「存在意味」があり、それが複雑に絡み合っている世界観に、
敬意を表して。
そのお茶の先生と、橋本先生にみられた時、「プッ」といわれないものを用心深くしつらえよう、
けっして「ウリです」なんて口走らないようにしよう、と、心に誓ったのでした(笑)