2020年11月16日
いつのまにか貼っていた男の話
今、島田の現場はクロス工事まっさいちゅうです。
あいかわらずのクロス屋まこちんが入ってくれてる。
このあいだ
カラフルホームスタイル記念すべき第一棟目のお宅のリフォームを承ったとき
壁を立ててクロスを貼る工事があったのです。
10年余り前のはなし。
はじめての「自社物件」
独立したときわたしは
今まで勤めていた工務店が使っていた職人さんたちには声はかけられない、と考えていました。
経営者からそう言われていたのもありますし、経営者の人にも失礼なことなのだと思っていましたし、
なにより
ゼロからじぶんのワールドをつくってみたくてウズウズしていたから。
それでも、職人さんのほうから
「俺やるからそん時は声かけてよ」
と言ってくれる方もいて、それはありがたくお仕事してもらおうと思っていました。
大工さんは問屋さんに紹介してもらいましたし、
電気屋さんは親しい知り合いから紹介してもらいました。
大工さんや電気屋さんが顔の広い人たちだったので、そのあとは芋ずる式に(笑)業者さんが整っていきました。
あと、新米で前年実績のないカラフルホームスタイルに快くいきなり(笑)口座を開いてくれた問屋さんたちに助けられて、
1棟めが動き始めたときはつつがなくがんばれることになったのでした。
そこまでは今でも覚えているのですが
「この物件て誰がクロス貼ってくれたんだっけ?」
て(笑)
必死すぎて忘れちゃっててほんとうに失礼な話なのですが、答えはまこちんでした(笑)
まこちんに
「俺ですよ(笑)」
って言われて、わあああああごめーん!って(笑)
そういえば
1棟めからいままで、新しい職人さんがはいってきたり、物件が重なったり先方の都合で断られたり、わたしと気まずくなって(笑)一緒に仕事しなくなったりして今に至るのですが
クロスだけはつねにまこちんでした。
でも
今までの人たちは
誰かの紹介だったりわたしが探してきたりして、
「いまここにいる」理由が大体わかっているのですが、まこちんがここにいてくれる理由がどうしても思い出せません。
なので失礼に失礼を重ねる感じで
「ねえまこちんてなんでわたしの仕事してくれるようになったんだっけ?」
と、ききました「なんでいる?」みたいな感じでほんと失礼(笑)
答えは照明器具とか電化製品を買っていた問屋の営業さんの紹介でした。
しかも、
「僕の嫁の飲み友達の中にクロス屋さんがいる」
みたいな
仕事がらみじゃねえのかよ、ってやつでした。
わたしもそんなんでよく
「じゃあ次の物件のときその人に頼むわ」
って言ったなあって思います。でも、正解でした。
まこちんは
「おれ、ツレによく『クロス貼るのうまいな』って言われるんですよ~」
とか言ってるへんなひとですが、もうね、抜群に、ほんとにうまいです(笑)
それと、在宅のリフォームでのお客さまウケがめっちゃいい。
休憩のお茶菓子をやたら出してもらいすぎて仕事が遅れたり
わたしがお邪魔すると気配まで消してしまうような人見知りのネコがまこちんがクロス貼ってるすぐ後ろでそれを見てたり
そりゃもうすごいです(笑)
携帯がこわれてアラームが止まらなくなり
後ろのカバーを壊して音が出る元のモーターのようなところに爪楊枝をさして音を止め、電池が切れるまで一晩そうやっていた話。
裁判員に選ばれそうになった話。
嫁に、車とアンタがタバコ臭いからこれ使ってから家に入ってと「トイレそのあとに」のスプレーを渡されて使ってる話。
それを、あの困った顔で話されると死ぬほどおもしろい(笑)
今回も
わたしが指定した床材が案外取り扱いが難しいやつだったのを強引に押し付けられて、
やーよわったなあー
やーよわった
を
繰り返していておもしろいです(笑)
まこちんに
こうやって考えるとまこちんだけだわ、わたしの物件全部やってくれてるの。
っていったら
運命だって。
二人でゲラゲラ笑っちゃったけど、わたしほんとにそう思うよ。
